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そう。言葉をかくことにする。
理由は、新たに出会った現実、強烈な運命といえるようなものが森の中で誕生した事に敬畏をはらうこと。
そして敬畏をはらう心を肯定する為にはじめる。
無知の肯定ではなく、卑近で猥雑で自明な情報や思惑、思念、情念というベタなインテリアのような我々の生活を肯定するデザインではない。
大量のゴミくずを出来るだけ食う。
嘔吐し何らかのやまいを発病する。
そんなトレーニングを基礎にして
今、これからさらに美とふれあう為に、デザインされた知性や政治信念はポイ捨てしてなんとかやってゆく。
言葉は、私の心の師匠のいわくところ、行動の後にうまれるもの。
だから、物書きは行動するものに怯え、ひれ伏すのだと。
という物書きの言葉が高校生の私には言葉として今でも深く浸透している。
私は言葉という行動の翻訳行為を行動を愛するが故に、
ねじれながらも行動のために遠く置き、しかし同時にとても大切にしてきた。
矛盾は今日うまれたものではない。
はじめは、もう一度行動について。
そして制作について、目に見える美しいものについてゆっくりすすめる。